



風の便り5月

5月4日更新
つながりあそび・うた研究所風の便り5月号原稿
サマー・カレッジであなたに会いに
二本松はじめ
5月1日付の「2024年度東久留米市公立保育園10園研修のまとめ」(A4版82ページ)が届きました。10園研修は1973年から始まっている時間内研修です。私が市で働いている頃もあそびの研修で何度も講師として呼ばれて一緒に学んできましたが、コロナ禍後のこの2年間は続けてつながりあそび講座で参加していました。
自分の研修では報告を読んでいろいろ反省も多いですが、「もっと自分の好きが出せる保育現場になるといい」等、それぞれが大事と思えることを見つけられていることが伝ってきて嬉しかったです。
10園研修は先生たちの子どもたちにとってよりよい保育をつくりたいという要求から始まったのです。公立保育園数が10園あった時代は、保育関係職員も多く、研修コースも、研修係も多くいました。毎年、各園から出た研修係が職場の仲間たちの学習・研修要求を受けとめたり、他地域の保育や研修などを調べたりしながら、その年の研修コースを設定していました。もちろん、テーマによっては何年も継続して行われた研修もありました。
現在は公立保育が4園に減らされてしまいましたが、「10園研修」は続けられています。今も昔もなるべく多くの仲間が研修に参加できるように各園での保育体制も協力していますが、現実的にはいろいろ難しいようで、2人を確保するのが精いっぱいなようです。それでも、Zoomでのリモート研修を取り入れるようになったりして、研修によっては20名を超える時もあったようです。
また、年間4回のコース研修の中の1回は講師研修として、その時は民間の保育施設にも研修参加を呼びかけ、内容によっては民間の参加者が多かったこともあるようです。私の乳児保育コース「つながりあそび講座」では公立が10人、民間が10人の参加者でした。
東久留米市の「子育て」を視野に入れたときに、民間の保育施設が量的にも大半を支えている現状になって、お互いに学び合い、意見を交換しえる機会は貴重ですね。公立保育園の役割もいろいろ考えられていますが、市内すべての子どもたちに責任を持ち、市全体の保育のベースアップを担っていくことも大切です。
10園研修の中では「一人ひとりを大切にした保育を深めること」、「親と共に子どもを見つめる目を育てあうこと」、「地域の役立つ保育園であること」など、研修の内容として大切にしてきたことが脈々と引き継がれてきています。そして、まとめの中で「東久留米の保育で合言葉にしてきた『共育ち・共育て』の想いも引き継ぎながら目の前のこどもから出発する保育を大切にしていき、深めていきたい」という箇所を見つけ、現役の保育者たちを誇らしく嬉しく思いました。
長々と書いてきましたが、私が今、つながりあそび・うたの楽しさを広げる、人と人とのつながりあいの楽しさを広げる仕事、活動、運動に関われる基底には東久留米の保育があります。と言いながら「保育」についてはなにも知りません。わかりません。でも、保育に関わっている仲間たちの人間らしさや笑顔の素晴らしさは少しわかるような気がしていたのです、なんとなくですが。
きっと、みなさんと同じですが、なにごとにも一所懸命で、だいぶ無理して、精いっぱいで、目いっぱいで、それでも、うまくいかないことの方が多くて、なかなか自分の思いが伝えられなくて、伝わらなくて、なかなか自分らしくいられなくて、そうです、悩んだり、迷ったり、苦しんだり、悲しんだり、でもでも、子どもたちがおもしろかったり、美しかったり、元気をもらったり、そしてそして、仲間たちがそばにいてくれることがわかっていたのではないかと。そんな人たちだったんです。
いろいろな保育を見せてもらったり、組合活動や地域での文化活動活動を一緒することなどでなんとなくわかったつもりなんです。そのことを改めて思い起こし、考えさせてくれた「2024年度東久留米市公立保育園10園研修のまとめ」でした。
まとめの中の「ピカリンが元気なうちにつながりあそびの楽しさを広めていけるといい」という意見は嬉しかったですが笑ってしまいました。ま、現実に「元気なうち」がもう長くはないようですからね。さあ、今年もサマー・カレッジを楽しみましょう。
先月、野球少年の「さわやかなあいさつ」のことを書きましたが、今回は、その逆! ジョギングの途中、大声が聞こえてきたので、その声がする方を見てみれば…。
小学生と、お父さんが、二人で野球の練習をしていました。 見るとはなしに見ていると、やはり、そのお父さんが叫び始めたのです。
「なんだ、その態度は!」
そうです、小学生(お子様)を叱っていたのです。 というよりも、怒鳴っていたのですね。
小学生のその子は、高学年。
やる気がなかったのかなあ、とか、今日は違う遊びをしたかったのかなあ、とか、 もともと、野球が好きじゃないのかなあ、なんて想像を巡らせていたら、またまた、 お父様の大声が。
聞くに堪えないような言葉の数々で、そこを通り過ぎるのさえ怖くなりました。
ジョギングを続けながら、あの子、今頃、どんな様子なんだろうなどと心配になった のですが、それと同時に、なぜ、あのお父さんは、あんなにも怒っていたのだろうと 考えてしまいました。
いちばん先に思い浮かんだのが、「仕事がうまくいかなくて、職場で、上司に怒鳴られ ているのかなあ」でした(勝手な想像です)。
その辛さを、自分よりも弱い立場の人 に、ぶつけているのかなあ(あくまでも、勝手すぎる想像です)。
人って、弱い生き物でしょ? その行動(八つ当たりのような)が良いとは思えないけれど、でも、そういうことも あるんだろうなあって。
その瞬間、なんだか、そのお父さんもかわいそうに思えてきてしまいました。 人間関係で苦しんでいるんだろうなって(あっ、これまた想像です)。
いやな人間関係は立ち切れればいいのにね。 病気になってしまうし、生きているのも楽しくないし、明日が見えないし。
きっと、中には、「それに立ち向かっていかなきゃダメなんだ」という人もいるとは思 うんだけど、やっぱり、強い人ばかりじゃないものなあ。
いつまでも このままで終わるぼくじゃない
こんな歌を歌い続けてきたけれど、ほんと、人の心って難しい! なれないからこそ、なりたいんだけど、思うようにいかなくて…。 歌いながら、考え続けていきましょうかね。
活かしてくれる人がいて、生かされています。
ありがとうしか、言葉が出てきません。
今日も、感謝、感謝です。
これからのコンサート情報
5月 10 日(土)
ゆずりんナイトライブ~kokokara
会場 AJIRO MUSUBI (熱海市網代 195 元網代小学校)
駐車場あり 網代駅から徒歩 17 分
開場 18 時 開演 18 時半
問い合わせ やおやの内野さん u.hiro.ns@gmail.com
5 月 25 日(日)
「ゆずりんとすてきななかまたち 9 in しが」
会場 野洲文化小劇場
開場 13:00 開演 13:30
チケット おとな 3,500 円 中・高生 1,000 円 小学生 500 円
定員 200 人
問い合わせ yuzuo.1963@gmail.com 尾崎
6 月 8 日(日)
笑顔の力コンサート Part8
会場 静岡市 札ノ辻クロスホール 6 階
静岡市葵区呉服町 1 丁目 30 番地
開場 13:00 開演 13:30
チケット おとな 3,000 円 大学生以下 1,500 円(全席自由)
後援 静岡市教育委員会 協賛 やおやの内野 手作り工房 れい
問い合わせ
笑顔の力 power.of.egao@gmail.com 090-4164-5786 小林
6 月 21 日(土)
九州サマーカレッジ 福岡県大野城市
講師 二本松 中山
7 月 26 日(土)~27 日(日)
京都サマーカレッジ 向日市民会館 中山担当は、26 日。
11 月 16 日(日)
明日に咲くよコンサート in 愛知県
会場 稲沢市民会館
申し込み問い合わせ:asitanisakuyo@gmail.com
090-1743-765 (ショートメールで)
主催:楽しいことをいっぱい実行委員会
協力:愛知サマーカレッジ実行委員会
2025年5月号風のたより まちだひろし
4月はまるまるつながりあそび・うたとしての活動はありませんでした。とはいえ、その分普段なかなかできない活動?には参加してきました。
まず1つめ。大阪はある“ぬくぬくらんど”の25周年+1のお祝い企画です。諸般の想いで昨年はあえて25周年は開催しなかった、というぬくぬくらんど主宰の町田みゆき。
そして今回はその仲間たち“ぬくぬくつながりの会”の祝いの会でもあります。その中のワンコーナーにはご存じ!“つながり本舗”があります。相変わらずの登場人物たちが、会場に集まった者たちの五臓六腑をえぐるほどの笑いが湧き起こります。
そして楽しいだけではないこの日のゲスト?ぴかりんへの仲間たちの思いが見事にその笑いの中にもちりばめられているから、また素敵です。そして今後のぬくぬくらんどは新たなステージへのスタート準備が始まるそうですょ。
2つ目。単独二泊三日佐賀県~福岡へ!今年度はじめての活動となった佐賀県は唐津にあるMOMO(モモ)です。
小学生を対象に放課後になにやら楽しいことをしている…だけではなくぼくに言わせれば「いきるチカラ」&「仲間たちとの愉しさ」を育み、スタッフが一人ひとりを見守っているサークルがあります。
きっとまだまだ時代が追いついていないであろう?!活動をしているサークルです。ぼく自身この活動にも毎年参加させてもらえているので、こどもたちの心の成長も見えてきてとても楽しみだし、ぼく自身も楽しいです。
なによりもそのこどもたちを丸ごと包み込んでいるスタッフの心持ちと柔らかいハートがまた最高なのですよ。まさにその内容はハンズ・オンです!
そしてその翌日は、いざ!2025“レ・ミゼラブル”in博多座へ。コロナかを含めやっとこの日が来たか!というのが始まるまでの感想です。
保育士の頃からのミュージカル大好き追っかけのひとりでもありますし、その中でもこの作品!歌って踊るだけではない奥深い大好きな作品の一つであることは間違いありません。
このことを書き出したら終わらないのでここまでにしておきます(笑)。が!しかし!しいて言うなれば、ぼくの中では今回のスポットライトはエポニーヌだったということだけは確かです!
さて最後3つ目。4月下旬一泊二日企画、「このうゆびと~まれ!」inアクトパル宇治でした。
毎年のことながら参加してくださる方々のエネルギーに助けてもらいながら力をもらいながらです。親子で、仲間と、ひとりでも、そしてうれしいことに九州からの参加もありました。
こどもたちはこの日ランタンづくり、おとなたちは講師の岩城さんから学びます。1日目の夜ご飯はミステリーカレーです(笑)。
こどもたちだけの活動、おとなたちだけのあそびと学び、食後はみんなで歌い、あそび、それぞれの人生へ想いを馳せながらキャンプファイヤーの本物の火を見つめてそっと重ねていきます。
参加者の仲間の一人が井形に組まれた火の番を毎年担当してくれます。ありがたい!キャンプファイヤーの最後は恒例になったいのちの祝い!自分や仲間のいのちの誕生を唄い踊り祝います。2日目はこどももおとなも炊事棟に集まってハッピー餃子をつくり!
そうそう、今年もキャンプファイヤーを遠くから眺めていた家族がいました。「よければご一緒に入りませんか?」と声をかけるとすでに薄暗くなっている中であそび始めていたぼくらのキャンプファイヤーに参加してくれましたょ。
正直、疲れたけど…楽しかったですょ。そしてまた来年も開催予定です。もし?なにか心動いた方がいらっしゃればご一緒しませんか?
さぁ今日から5月!つながりあそび・うたの活動と同時に宿題のご依頼曲づくりの2曲をカバンに詰め込みながら学び続けて参ります。