



風の便り4月

4月1日更新
遊びながら学ぶ
二本松はじめ
つながりあそび・うた研究所は35年目に入りました。この34年間の活動・運動は何を残してきたのだろうか。
たかが34年間、されど34年間か。まだまだ足跡をたどるには若すぎるのではないかと思ますが、それぞれがつながりの現場というか、保育や教育だけでなく、一人の人間として、自分らしく人間らしく精いっぱいに生きてきた何らかの証を見つけることは大事かなと思っています。
私が言えることは、いまここに「仲間たちがいる」という事実と、いまも変化し続けているということです。楽しみです。
最近、子どもたちや仲間たちとつながりあそびを楽しむ機会が少なくなっているということもあり、子どもたちや仲間たちの姿や要求をとらえられなくなっているように感じています。本を読むとか話を聞くとかということは意識していますが、やはり対面で、一緒に楽しみながら、空気を感じながらということが大切だったよう感じています。
子どもたちや仲間たちの楽しみたいという要求の根っこにあるものをつかみながらつながりあそび・うたを創造し、共に「楽しい」をつくりだしていくこの活動を続けていくためにも、少しでも現場に入る機会をつくっていきたいと思っています。と言いつつ、正直、からだもしんどくなっていることは間違いありませんが、それなりに、できる範囲ですね。
先月は、地元の定員19人の小規模保育施設に2回遊びに行きました。実際は0歳児はおらず(産休・育休が広がっている?)、1・2歳児さん約12人と遊びました。
たまたま、市の研修会に先生たちが参加していて、遊びに来てくださいと声をかけられたので、喜んでホイホイ出かけたわけです。正直、なんにも準備もしていかなくて、田村さんの新作絵本『ぞうさんれっしゃ』『さんかく山が』の読み聞かせを挟んで、その遊びの展開を実践するには良い機会と思ったわけです。
1回目はお互い、はじめましての段階でしたので、子どもたちも私たちも様子見しながらのあそびでした。一緒に遊んでいたかどうかも怪しいですが・・・。
3週間後の2回目は少しだけ子どもたちが私たちに近づいてきてくれて、話しかけてくる、話しかけてくるのです。その姿をとらえながら遊んでいこうと思ったのですが、話しかけてくる頻度が高く、なかなか遊べなかったのです。もちろん、みんながみんなではなかったのですが、この子たちのこの時の思いは何だったのだろうかと考えさせられています。
そうです、こう機会が私には必要なんですね。考える機会を子どもたちや仲間たちがつくりだしてくれているのです。結論なんて出ないですが、考えつつ活動することの楽しさを改めて感じました。
あれこれ、いやなことや悲しいこと、怒れることがありますが、そんな毎日の中にも、うれしいことがあるものですね。
ジョギングをしていたら、お父さんとキャッチボールをしている小学生がいて通り過ぎるときに「こんにちは」と、声をかけてくれました。
まさか、そんな対応をしてくれるとは思ってもいなかったので、びっくり!彼の、はきはきしたあいさつに、遅ればせながら、私も「こんにちは」。
道路を渡ろうとしていた時のこと。
その道では止まってもらったことが一度もないので、のんびりと自動車が行き過ぎるのを待っていたら、な、なんと、一台の車が止まってくださり、運転手さんが手で「渡ってください」と合図を送ってくれたんです。
これまた、びっくり!
思わず、にこにこしてしまいました。
おもしろいものですね。
家に帰ってからの自分は、鼻歌交じりで、身も軽く、行動もてきぱき。
やっぱり、人って「感情の生き物」なんだなあと思いながら、おだやかな気分で布団に入ることができた夜でした。
それとは正反対に、なんで~!と怒ってしまうことも多いのも事実。
すべての物が値上がりでしょ?お米から始まって、すべて、すべて、すべて~が値上がり。そんな状況だというのに、消費税などの税金は降りかかってくるばかり!
さらに、変な税金をまた課そうとしている政府。財源がないんですって…。
目を細めて、ふ~ん、そうなんだ…。
と、疑いの心で暗くなってしまいますね。
ちゃんと「怒ること」も大事。
そして、みなさまと同じように、選挙で意思表示。
自分の歌「DREAM,TOGETHER」のように生きていきたいなあ。
そして、生かされていることを忘れずに、活かしてもらいながら歌っていきますね。
これからのコンサート情報
新5月 10 日(土)
ゆずりんナイトライブ~kokokara
会場 AJIRO MUSUBI (熱海市網代 195 元網代小学校)
駐車場あり 網代駅から徒歩 17 分
開場 18 時 開演 18 時半
問い合わせ やおやの内野さん u.hiro.ns@gmail.com
5 月 25 日(日)
「ゆずりんとすてきななかまたち 9 in しが」
会場 野洲文化小劇場
開場 13:00 開演 13:30
チケット おとな 3,500 円 中・高生 1,000 円
小学生 500 円
定員 200 人
問い合わせ yuzuo.1963@gmail.com 尾崎
6 月 8 日(日)
笑顔の力コンサート Part8
会場 静岡市 札ノ辻クロスホール 6 階
静岡市葵区呉服町 1 丁目 30 番地
開場 13:00 開演 13:30
チケット おとな 3,000 円
大学生以下 1,500 円(全席自由)
後援 静岡市教育委員会
協賛 やおやの内野 手作り工房 れい
問い合わせ 笑顔の力 power.of.egao@gmail.com
090-4164-5786 小林
6 月 21 日(土)
九州サマーカレッジ 福岡県大野城市
講師 二本松 中山
7 月 26 日(土)~27 日(日)
京都サマーカレッジ 向日市民会館
中山担当は、26 日のみです
11 月 16 日(日)
明日に咲くよコンサート in 愛知県
会場 稲沢市民会館
申し込み、問い合わせ: asitanisakuyo@gmail.com
090-1743-2765(ショートメールで)
主催:楽しいことをいっぱい実行委員会
協力:愛知サマーカレッジ実行委員会
2025年4月号
町田ひろし
2025年4月ですね。
それぞれの春がありそれぞれの道がありますね。
さて、ぼくはというと…3月24日に2024年度のつながりあそび・うた活動を無事に終えその後は東北、宮城県東松島そして石巻へ向かいました。そこにいる仲間たちそして保育園訪問へでした。
ここでの仲間たちとの出会いは2011年3月11日のかなしみというきっかけから始まったけど、今ではそのかなしみよりもめぐり逢えたことの喜びの方が大きくなっています。そしてその輪が“つながりあそび・うた”を通して広がってもいますょ。うれしいです。
ここで出逢えた仲間たちとは決して偶然ではなく必然の出逢いだったとぼくは勝手に思っています。仕事もなにも違うけれど大切な仲間たちです。
行く先々で再会する仲間たちはもちろん各所皆さんお元気でしたょ!負けじとぼくの元気な顔を見てもらわなくちゃですから、ね!
宮城県は東松島にある矢本東保育所へ訪問、大阪の仲間たちが作った乳児さん向けの手作りおもちゃを手渡し、せっかくなので年長児さんたちだけと30分くらいあそびました。
すぐに歌を覚えちゃう年長児さんと一緒にこの日初めて聴いた「さよなら ありがとう」をこどもたちから園長先生や担任の先生へ歌ってもらいました。
翌日は佐々木洋子さん(石巻在住)のご紹介で石巻にある集会場でミニミニコンサートを開催していただきました。その集落のおじいちゃんおばあちゃん方をメインに30人以上集まってくれましたょ。
オープニングはぼく自身もどうしようかな?と思いながらも始まった瞬間口から出た歌が「しあわせなら手をたたこう」でした。あ~~~~出てきてよかった(笑)ぼくの歌を聴いていただくよりも一緒に口ずさんで欲しかったので、ね。どんな歌なら肩ひじ張らずにしかも気楽に、かつ短い(笑)歌で???ご一緒に歌えるかな?と、ずっと考えていました。
始まってしまえばあとはいつものいい加減に…です(苦笑)
コンサートといっても振り返ればメインはおしゃべりとあそび、その合間に少し歌を聴いても頂く、って感じでしたねぇ(笑)まぁぁぁいっか、ねぇ!!!
~洋子さんからのコメントの一部をご紹介します~
昨日は楽しい時間をありがとうございました。どの地域もそうなんですが高齢化が進み、空き家も多くなりコロナもありで家に閉じこもる方が多くなりました。
集会所センターもカラオケをやったりおばあちゃんたちがお茶っこ会をしたりしていたそうですが、センターまで歩いて来れない方も増えだんだん交流がなくなっていったそうです。
そんな時にまっちゃんの歌ありゲームあり笑いありはきっとあの部落の人たちにとっては初めてのことだったと思います。まっちゃんに興味津々の皆さんもとても和やかにいい時間を過ごすことができだと思っています。これから色々感想が聞けるかなと楽しみにしています。
~一部省略~
東日本大震災…今あの時の話をあらためて仲間にお聞きしても当たり前ですがやっぱりいろいろあるのです。…今でも。
きっと阪神淡路大震災もそうでしょうし、戦時中をくぐりぬけてこられた方々もなのですよね。
ところが最近感じることは能登半島沖地震は今やどこか置き去りになっています。
何度も書きます!現地へ行くことだけが応援ではない!と。何度も書きます忘れない応援を、ね!と。
さぁ2025年度はぴかりんからの宿題を抱えつつ自分らしく笑いあえる仲間を作っていきたいと思っています。